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久しぶりに聞くBOOWYはかっこいいね。

仕事の昼休みにdowntown shuffle聞いたら
自分の人生が急に虚しく感じ始めた。

去年までいた部署は、こういう表現があまり好きではないけど
一言でまとめるとパワハラのオンパレードみたいな部署だった。

ハラスメント研修みたいなのがあって
そこでパワーハラスメントの例を挙げたビデオを見させられたんだけど
出てくる例は一通り全て受けてた。

当時は本当に仕事(というか職場)がしんど過ぎて
自分の人生について思うことなんてあんまりなかった気がする。

ただただ仕事がしんどいしか頭の中に無かった。

今の部署はまあ忙しくはあるけど
人間関係はそこまで悪くないので
仕事しんどい以外のことも頭をよぎる余裕が出来た。

その結果、自分の人生の虚しさに気付いてしまった。
気付いたというか、再度思い出したみたいな感じだ。

具体例をあげたら余計惨めな気持ちになるから
あげないけど。


それにしてもBOOWYはこの年になって聞くと
意外とカッコいいものだね。

中学時代、「どうやらロックと呼ばれる音楽はカッコいいようだ」と気付いた頃
ひたすらロックと呼ばれる音楽を漁っていた。
その時BOOWYもとりあえずベストは聞いてみたんだけど
どうにも好きにならなかった。

ブルーハーツが大好きだった当時の俺には
BOOWYはカッコつけ過ぎててダサかった。

歌い方や音の感じとかもそうだし
歌詞に英語がやたら入ってる感じも。
終いにゃOに線が入ってる感じまでダサかった。

坊主憎けりゃ袈裟まで憎いじゃないけど
BOOWY憎けりゃφまで憎いって感じだ。ちょっと上手い。

カッコつけてる感じもだし
実際カッコいい(俺個人の感性ではなくて何となく世間的にカッコいいとされるであろう的な意味合い)、
そしてものすごく強者の音楽だと思っていた。


でも今聞くと曲によってだけど
意外と弱者の歌もそれなりにあって良い。

 

「鏡の中のマリオネット」ってフレーズを
学生時代は「真似しか出来ない操り人形」的な意味合いで
周りの人間を揶揄する表現として捉えていた。

でもなんか今日聞いたら
鏡に映ってる人物、まぁ自分を「操り人形」と揶揄してるように聞こえた。

ここの部分の捉え方で
この曲が強者の曲に聞こえるか
もがく弱者の曲に聞こえるかってかなり変わってくる気がする。

 


あとdowntown shuffleやworking manをはじめ
それこそマリオネットとかもそうかもしれないけど
対象年齢が少年ではなくて青年な感じの楽曲が多い気がする。
数曲しか知らないのにそんな事言っていいのか分からないけど。

だから学生当時は良さが分からなくて
今はなんとなく良いと感じるのかな。

BOOWY全盛期にBOOWY好きだった人は
ロック少年と
ロック好きな労働者のどちらが多かったのかなとか少し考える。