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今年の4月ごろから空気階段が好きだ。
ラジオクラウドで踊り場初回から聞いたので
そこそこ古参ぶる事も出来るけど
正直に今年好きになったと言う。

好きになった直接のきっかけはラジオ(踊り場)だ。
ジングルを自分が好きなバンド(どついたるねん)がやっていることと
Twitterで「この人センス良いなぁ」と思う人が
踊り場を面白いと言ってたのがきっかけで聞き始めた。

面白いのはもちろんのこと
ピュアさやドキュメンタリー感、ルサンチマンなど空気階段の
鈴木もぐらと水川かたまりという人間にめちゃくちゃ惹かれて
すぐに虜になった。

そして今回のキングオブコント。
大好きなので優勝して欲しいとずっと思ってたら
優勝してくれた。

空気階段は「タンスの妖精」のネタが
とにかく絶品で
ブルーハーツで言うリンダリンダや
銀杏BOYZで言うBABY BABYのように
凄く良い作品かつ、有名で代表作だ。

しかしそのネタが有名過ぎてキングオブコントにかけれない状態になってるのが
本当に可哀想だと思ってた。

しかし、そのネタを使えないハンデ(?)を押しのけて
見事に優勝したのだ。

めでたい！嬉しい！

だけど心の中で凄くモヤモヤが残っている。

というのも、今回決勝で披露されたネタ2本は
僕の思う空気階段の真骨頂、一番好きなタイプのネタでは無かったからだ。

全部めちゃくちゃ自分勝手な意見だと分かった上で書いております。

僕は本当に個人的な意見として
空気階段のネタは、水川かたまりが学生服を着る系のネタ、
大喜利的要素(変態的要素)が大きいネタが凄く好きだ。

それこそ今年のABCでやっていた
給食費が盗まれるネタは最高だった。

好きな女の子に対して行う変態行為として
「その娘のリコーダーでところてんを作る」
「その娘の制服を着て落語を一席行う」
なんて天才(変態)じゃないと思いつかない。
本当に発想力がエグくてめちゃくちゃ面白かった。

ただ今回披露されたネタ2本は
その手の要素がほとんどなかった。

特に一本目のネタ。
凄く面白かったし、設定も個人的にはめっちゃ好きだった。

でもやっぱり、もぐらさんの体型や顔で
とってる笑いの量が結構多かった気がして
凄く残念だった。

この残念だったって感情は別に
「誰も傷つかない笑い」的な
素敵な思想の元で生まれた感情ではない。

ただ、そんな見た目での笑いなんて取らなくても
充分優勝できるくらい面白いネタを持ってるんだから
お二人の頭の才能だけで優勝して欲しかったって感じ。

もちろん、もぐらさんの体型もめちゃくちゃ大きな武器だと思うし
それを使った方が絶対笑いの量も増えるだろうし
凄くPOPになるのもなんとなく思う。

でもやっぱり俺は、
二人の頭の中の才能の爆発力だけで生まれたようなコントで
優勝して欲しかったって気持ちがどうしても残ってしまう。

何度も言うけど、本当に個人的な意見として。

だから俺は、空気階段には
また次もキングオブコントに出て
今度は水川がボケになるタイプのネタ
俺が好きなタイプのネタで再度優勝して欲しい。

何度も何度も言うけど
正しい意見でも通の意見でもなく
本当に個人的な意見、
意見というか気持ちを書いたまでです。

あと優勝が嬉しい気持ちも本当です。
チケットもう取れなくなっちゃうのが凄く残念だけど。
でも本当におめでとうございます。

P.S
これ書きながら
岡野さんがゲストの時のいつぞやの踊り場で話してた事を思い出した。

空気階段のネタは面白いけど
キングオブコント取るならネタの感じは変えてかなきゃイケない
的な事を言ってたわ。