10/15 モンキー125に乗った感想

モンキー125を借りて伊東に行った話。
こっからが本題。


とりあえずホンダドリーム富士店で
憧れのモンキー125を借りて
伊東で4日間乗り回した感想です。

結論としては、
しばらくは購入する事はないなと思いました。

せっかくなので
個人的に購入を控えようと思った理由について、エセレビューがてら
いくつか書いていきたいと思います。

 


先に断っておきたいのは
僕は免許取りたて、公道をまだ2回しか走っていない
ウルトラ初心者ライダー。

そんな初心者ライダーが感じた事だから
バイクを買う時の参考とかにはしない方が良いと思う。

本当に殆どが自分の技術不足故の事象だと思う。

的外れな事も言ってるかもしれない。

多分運転がそれなりに出来る人からしたら
「コイツは何も分かってない、お前の技術不足を棚に上げて何モンキーを責めてるんだ」と思われるというのも理解してる。

本当にレビューではなくて、
初心者ライダーが素直に思った感想だと思って読んで欲しい。

 

購入を控える理由その1
馬力が無い。
とにかく馬力が無い。
最高ギアが4速なんだけど、4速で50km/h出しただけで
エンジンが「もう辞めてくれ」と言わんばかりに
忙しなくカタカタと動いているのがわかる。

60km/hを出すためには
今まで捻った事もないくらい深く
アクセルを捻らなきゃ出ない。


2速でノッキングもするし
1速でも10km/hくらいまでスピード出る前に
半クラ辞めるとエンストする。


別に俺はスピード狂では無いので
正直馬力だなんだなんて物は
必要ないと思ってた。

だがしかし、やはり公道上を走るにあたっては
最低限周りの車の流れに乗る為のスピードを出す必要がある。
その為にはやっぱりある程度馬力が必要なんだなと実感。

特に「もっと馬力が欲しいな」と感じたのは
車線変更の時だ。

初心者ライダーで、なおかつ空気を読むのが苦手な人間なので
ただでさえ車線を変更するタイミングを計るのが苦手だ。
車線変更がタイミング的に難しければ
チャレンジせずにとりあえず道なりに走って
どこかしらで曲がってリルートすれば良いって思ってる。

後続車とかなり余裕があって、
やっと車線変更にチャレンジできる。

しかし俺が車線変更にチャレンジする程
後続車との余裕がある事なんて
そんなに多くはない。
だから俺が加速する事で
後続車との余裕を作り、
車線変更にチャレンジする事が多い。

しかしモンキー125の馬力では
加速するのが一苦労。

もっと馬力があれば加速して
このタイミングで車線変更出来たのに…
と思う事がこの4日間で何度もあった。

 

 

 


購入を控える理由その2
フラつきまくる。


とにかくフラつく。
車体が軽いからなのか、橋の上を走ると
風に煽られてハンドルを持っていかれる。
馬力が無いからなのか、スピードを出すとハンドルを持っていかれる。

ホンダドリーム富士から、熱海を経由して伊東に行ったのだが
富士から熱海に行く間に通ったバイパスの途中の橋が特に怖かった。
橋ゆえに風でめちゃくちゃ煽られる。
バイパスなので周りの車もかなりスピードを出している。
俺だけチンタラ走っていては交通の妨げてしまうので
仕方なしにスピードを出すと
それはそれでハンドルを持っていかれる。


これ熱海に着くまでに絶対事故る
と何度も思ったし、なんなら
事故らずに済んだのもビギナーズラックのお陰だと思ってる。

 

 

 

 


購入を控える理由その3
走れない道が結構ある。

これはMONKEY125に限らず、125以下のバイク全般に言えることだと思う。
(もしかしたら上記のこと全て125全般に言えるのかな?)

高速道路は勿論、有料道路等でも
乗れない道が結構ある。

実はあれだけ憧れてたMONKEY125を即決で購入せずに
一度他のバイクを見てみようと思ったきっかけはコレだった。

結構長距離なツーリングに行きたいと思っていたので
高速に乗れないってのはちょっと目的に相応しくないのではないか?
と考え、他のバイクも見てみようと思ったのである。

 

ちなみに今回の旅行では
熱海ビーチラインを走りたかったのに
MONKEY125では排気量が足りなくて
乗れなかった。
(熱海ビーチラインは125cc以上ではないと走れない。モンキー125は124cc)


熱海ビーチラインは一度車で走った事がある。
その際「こんなに綺麗な海沿いの道をバイクで走れたら最高だろうなぁ」と
車の窓全開で走りながら思った。
だから今回、やっとその夢?も叶える事が出来ると、凄く楽しみにしていた。
故にあの道を走れなかったのは、本当にすごく残念だった。
正直少し「あぁ…GB350借りれば良かったなぁ」と後悔している部分もある。

 


でもこの「走れない道が結構ある」という事に関しては
モンキーに乗ってみて凄く腑に落ちる物がたくさんあった。
先にも述べた通り
馬力が無くて加速も弱いし、スピード出せばハンドル持ってかれる。
こりゃ確かに高速道路なんて乗らせちゃいけないわ。
こんなに必要性を理解したルールは
これが人生で初めてな気がする。

 

 

 

 

 


あとは小さい話だけど
値段の部分(125なのにやけに高い)
が購入を控える理由かなぁ。

 

 

 

 

 


とまぁ、こんだけケチョンケチョンに書きましたが
モンキー125だって良い所が沢山あったので
今度はそれを記載。

 

良い所 その1
小さいのですぐに左側(路肩)に避難できる

僕はまだまだ運転が下手くそなので
スピードを出すのが怖い(モンキーは特に)。
出来る事なら無理の無い速度で運転をしたい。
しかしそんな事をしていると交通の流れの妨げになってしまう。
ラジオの交通情報で
「環状7号線は○○(僕)を先頭に3kmの渋滞です」みたいなアナウンスが流されそうで怖い。


だから俺はビュンビュンスピードが出てる道路では
キープレフトキープレフト
もうほぼ路側帯だろって所まで左に寄せて運転する。
「追い越したければ遠慮なくどうぞ」ってスタンスなので。
そんな際モンキーなら小さいので
とりあえず左に寄っておけば
あんまり周りの車の邪魔にならず、
どんどん勝手に抜いて行ってくれるから
「スピード出さなきゃ!」みたいなプレッシャーをあまり感じなくて済む。

 

また運転が下手くそなので
公道上でも全然エンストする。
そんな時はもうバッチリ路側帯に入って
一度落ち着いてエンジンをかけ直す。


エンジンがしっかり入ったら
そのまま路側帯と車道のボーダーラインになってる白線の上くらいの位置を
走る。そして車道に入れそうなタイミングで入れてもらうようにしている。

その際も、モンキーなら小さいので
あんまり邪魔にならずその位置を走ることができる
(もちろん路側帯に人がいるような道なら
危ないので、バイパスみたいな、車しか通らないような道に限る)

 

 

 


良い所 その2
可愛い


なんだかんだと文句を垂れてきましたが
結局めちゃくちゃ可愛い。

これはフォルムに限った話ではない。
馬力が無いところも、フラつきまくる所も
全部含めて可愛いのだ。

40km/hで走っているだけでエンジンが悲鳴を上げる感じとか
「お前頑張ってくれてるなぁ。可愛いなぁ」
「まだ40km/hだけどそんなに疲れちゃうの?可愛いなぁ」
と、父性のような物がくすぐられる。

自分の子供であったり、仕事があまり出来ないけど懐いてくれる後輩と
遊んでいるような気分だ。

 


散々に書いてきたけれど改めて思う。
僕はいつまでもこのモンキー125を
ダメなバイク、ではなく
可愛いバイクと思い続けたい。


よく言われる話だが
便利さや安全さをとるならば
車に乗れば良い。

楽しさをとるからバイクに乗るのだ。

そう考えるとモンキー125ってバイクは
すごくバイクらしいバイクというか
バイクの真骨頂の部分を極めたようなバイクなんだと思う。
きっと125じゃなくて50ccの頃は
もっともっとダメでもっともっと可愛いバイクだったんだろうなぁ。是非いつか乗ってみたい。


そいえばブルーハーツ
M・O・N・K・E・Yでヒロトが歌っていた。


大人になって大事な物を
忘れそうなら乗らないか。


俺も大人になって
合理性やら生産性やら
そんな物ばっかり覚えて
色々忘れてた物を少しは思い出せたような気がする。