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久しぶりにどついたるねんの
たんこぶちんってアルバムを聞いてる。

面倒臭がりで携帯音楽プレーヤー2台をしっかり充電出来ないから
普段はApple Musicばかり聞いてる。
だからApple Musicに無い音楽を聞くのはいつも
久しぶりになってしまう。

たんこぶちんは良いアルバムだね。
凄く去年の今頃を思い出す。
このアルバムが発売されたのは去年の6月だから
本来このアルバムと去年の4月は記憶の中でリンクしないはず。

だけど去年の4月〜6月くらいが
コロナ騒動の序盤みたいな感じで
ゴチャッと同じ引き出しに突っ込まれてるから
多分思い出してるんだと思う。


今思うとあの頃は本当にしんどかったな。
職場の人間関係も余裕で最悪だった。
それまでも酷かったけど、それまではライブっていう逃避行や希望があったのでまだ生活できた。

あの頃はその逃げ場もない、
そしていつまでもその逃げ場は戻ってこないような気がしてて本当に気が滅入った。

緊急事態宣言で当時行く予定だったライブが全部流れた。
ピーズのワンマン、山田亮一の弾き語り2day、バズマザーズの大阪東京ワンマン、まなっちゃんと曽我部さんとラブサマちゃんの3マン、BALLOND'ORとペリカンファンクラブの2マン…

そして最後に流れたのが
どついたるねんの「考える屁」なるワンマンライブだった。

どんどんライブが流れて行く中で
このライブは確かライブの1週間前くらいまで
中止の報告が無かった。
だからこのライブが当時の俺の希望の全てだった。

結局流れて配信ライブになってしまったけど。

 

そんな感じでどんどん楽しい事が無くなっていって、緊急事態宣言が開けた。

開けたからと言ってすぐにライブに行ける訳じゃないので
宣言が開けたことは俺にとって特に何かを思わせる事象じゃなかった。

だけど当日だか翌日だか、とにかく宣言開けてすぐに
どついたるねんがツイッター
「明日UFOクラブでたんこぶちんのリリースパーティーやるよ」って弾丸告知をしてた。

「やっと会えるね」みたいな一言が添えられてて、
理由は言語化出来ないけど、その一言に凄く涙腺が刺激されて
部屋で一人で泣いてしまった。

泣きながら東高円寺のUFOクラブに電話して
チケットを予約した。

仕事で疲れて眠っていたので
ツイートを発見するのが告知の4時間後くらいだったから
チケット取れるか不安だったけど無事取れた。


ライブの当日はUFOクラブの汚い入り口に行っただけで
ライブハウスに戻ってこれたって嬉しさでまた泣いてしまいそうになった。

 

ライブ本編もすごく楽しかった。

モラル的にどこまで話していいのか分からないけど
誰も見てないだろうからわーって書いちゃう。


観客もマスク着用必須で、2mだかの間隔を取ってライブを見ろ、歓声を上げずにライブを見ろ
ってテレビも言ってたし、ライブハウスでもそうしろって入場の時に言われた。


でもワトソンさんが登場と同時に
「濃厚接触だオラ」って叫んで客席に降りてきて
最前列のお客さん何人かとハグしてた。

ウーチャーハン2020でディスタンスだらけの客席に
うーちゃんさんがダイブしてた。

俺も割と序盤で演奏された精神で
我慢出来なくなって声出して客席で歌ってた。
ポゴダンスしてたら苦しくてマスクも外してた。

頭の悪い人間はロックンロールの前ではルールなんて守れない。

本当は良くないんだろうけど
これがそもそもダイブやモッシュピットのスタートだと思う。
今(ライブが普通に行われてた頃)の、中身空っぽのダイブやモッシュピットなんかよりも
全然ロックンロールを体全体で感じた気がする。

 

ライブの最後に「生きてれば」をやってた。
もしかしたら一生ライブに行けないかもしれないみたいな絶望感や
本当に生きててなにも楽しくない気持ちを抱えてた当時、
「生きていれば良いことある」と繰り返し歌ってくれる歌は最高に俺の心を持っていった。

生きていれば良いことある、なんてフレーズ
普段なら胡散臭くて聞けたもんじゃない。
でもあの時は本当に「今良いことの真っ只中にいる!」ってそのライブが最高だってことを再度強く実感した。
生きてればこれからも良いことある!って信じられた。


とにかく最高だった。

 

たんこぶちんの感想みたいなので書きたくて
今日の日記書き始めてたら
ライブの日の思い出が長くなっちゃって
疲れちゃったから感想はまた書きたくなったら書こう。