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お尻が痛い。

 

他人の体の一部が痛いって話は
読んだり聞いたりして一番楽しくないものだと思う。
だけど何故人間はそう言う話をしたくなってしまうのか。しかも長々と。

 

昔読んだ矢沢永吉の成り上がりなんかは
本の半分以上は歯が痛えって話だった気がする。
オードリーのANNでもオープニングトーク
若林の歯が痛えって話しかしなかった回をちょうどこの前聞いた。

 

どちらも読んで、聞いて
退屈以外の感想を持たなかった。

 

矢沢に関しては元々別に好きでもないから
「そんなに好きじゃない人間の歯が痛い話ってマジで興味ねえな」くらいにしか思わなかった。

 

でもオードリー、特に若林は
ラジオの出待ちに何度か足を運ぶくらいには好きなのに
それでもその人の歯の痛い話には全く興味を示せなかったことに驚いた。

 

その放送で「歯が痛い話」ってトークテーマ自体が
面白くないって気付いた。

 

多分歯に限らず体の一部が痛いって話は
とにかくつまらない。

 

しかしいざ自分が体の一部が痛み始めると
ダラダラとそれについて話したくなってしまう。


とにかくお尻が痛い。
激痛ってわけではない。
ちょうどおできみたいに、
押したら痛い程度で、たまたまそれがお尻だから座ったりしたら少し痛いって感じだ。


その程度なのに何故こんなに大騒ぎをしているのかというと
このおでき的なお尻の痛みというのが
痔瘻という病気の初期症状に該当するからだ。


痔瘻は二十歳の時に経験したけど
ものすごく痛かった。
病気自体も痛いし治療も痛い。
手術も骨髄麻酔がものすごく痛い。

とにかく全部が痛くて痛くてたまらないので
一生再発して欲しくない病気だ。

 

二十歳で痔瘻になった際
最初にケツに違和感を覚えたあの痛みは
確かこんな感じだった。

 

再発でまた手術してあの治療を受けるなんて
考えただけでも地獄だ。

 

木曜くらいには休みが取れそうだから
それまではビタミンを沢山とるような
食事を心がけながら様子をみようと思う。
ただのおできでありますように。