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チャットモンチーの「マジョリティブルース」を聞いた。

静かでシンプルなサウンド、意識しないとドラムが鳴ってる事にも気付かないほど、ギターと歌声に包まれるような優しいサウンドと切ない歌詞が疲れた体に沁みた。

夢とかも特に無くなって
とりあえず生きる為に金を稼ぐための手段として選んだ就職先で
18時間、興味も興奮する事も感動する事も無い仕事をした直後の身体には
沁み過ぎた。


仮にも俺も学生時代バンドをしていた。
故に初めてライブハウスに行ったあの不安やワクワクとか、
これからの事を考えて夢を見るような体験は俺にもある。

でもあの頃を思い出すような感覚じゃなかった。
自分はもうこの歌のような人間では無いんだなって気付かされて少し寂しい。
だけどこの歌みたいなシーンや感情が
世界にはまだあって、それに気付けた、
歌を通してそんなシーンを見れたような気分になった事だけでも少し嬉しいみたいな感じ。

漠然とだけど良い歌。
夜勤明けで眠って銭湯に行っただけで
1日が終わってしまった。でも
この歌を今日一日だけで何回も聞いて感動できたから
不思議と充実感さえある。